2019年度(平成31年度)年金額は以下のとおり改定されます。
1.受給額(新規裁定者(67歳以下の方)の年金額の例
国民年金(老齢基礎年金(満額):1人分)65,008円(当年度比 + 67円)
厚生年金(※) 221,504円(当年度比 +227円)
(※)厚生年金は、夫は平均的収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)42.8万円)で40年間
就業し、妻がその期間すべて専業主婦であった世帯が年金を受け取り始める場合の給付水準
です。
2.国民年金保険料(納付額)
16,410円(当年度比 +70円)になります。なお、2020年度(平成32年度)は16,540円
(次年度比+130円)になります。
3.在職老齢年金について
2019年度(平成31年度)の在職老齢年金に関して、年代別の支給停止調整変更額・支給停止調整額
は以下のとおり変更されます。
(1)60歳台前半(60歳~64歳)の支給停止調整開始額 28万円(変更ありません。)
(2)60歳台前半(60歳~64歳)の支給停止調整変更額 47万円(当年度比 +1万円)
(3)60歳台後半(65歳~69歳)と70歳以降の支給停止調整額 47万円(当年度比 +1万円)
とくに定年再雇用者の賃金を厚生年金の受給額との兼ね合いにより決定している企業においては、
年金シミュレーションに使用する金額になりますので、注意しましょう。